精神的な不調のメカニズム

精神的な不調のメカニズム

 『小麦は食べるな』の著者ウイリアム・デイビスは小麦の原種と現代の小麦を食べ比べ、体調の変化をレポートしている。

 

 つまり、原始アイスマンの時代から親しまれている小麦だが、遺伝子操作を繰り返した小麦が毒なのかどうか確かめるというわけだ。

 

 彼によると、小麦の原種であるヒトツブコムギだが、成形しにくくパンに調理するのに一苦労したそうである。味もぼさぼさ。一方、現代の小麦は品種改良を繰り返し、味もよく、調理しやすいようである。

 

 案の定ともいうべきか、その後、著者 自身が血糖値を測定したところ、現代の小麦の改良されたほうが血糖値が上がりやすいということが記録でわかった。

 

 血糖値を計る指標を血糖値インデックスというのだそうだが、ブドウ糖を100としたとき、砂糖が59なのに対し、全粒粉パンはなんと72。

 

 つまり、糖尿病の人は注意して甘いものを避けているにもかかわらず、その甘い砂糖よりも全粒粉パンは(小麦)さらに血糖値があがりやすいというのだ。

 

 その証左として、小麦腹がある。

 

 小麦腹とは、手足が細いのに腹だけ内臓脂肪がついてポッコリ出ている体型のこと。

 

 炭水化物にはアミロペクチンというタンパク質があるのだが、小麦はアミロペクチンAという種類であり、これは他アミロペクチンを含む炭水化物以上に血糖値をあげやすいそうである。
 
 血糖値があがるとどうなるのか?

 

 すい臓からインシュリンというブドウ糖を脂肪にかえるホルモンが分泌される。

 

 結果内臓脂肪が溜まりポッコリお腹になる。

 

 小麦を食べると砂糖以上に急激に血糖値があがり、インシュリンが分泌されまた急激に血糖値が下がる。

 

 すると血糖値の乱高下で、精神的な病気を発症する人もいるようである。

 

 (統合失調症など精神疾患を持っている人など)

 

 ビール好きな人がいるが、観察すると大抵お腹が太っている。

 

 ビールも小麦由来なので、同じ原理が働くというわけだ。

 

 ちなみに『小麦は食べるな』の論調は、アメリカ産の遺伝子変異小麦だけに警鐘をならしているわけではないようである。

 

 現代の小麦は遺伝子組み換え前の小麦であっても、品種改良したものであって、人体にどんな影響がでるのか検証していない。
 
 よって現代の小麦は危険であるというものである。

 

 われわれも、日本産を選んで食べていればいいかという問題ではなさそうである。

 

 

 

 付記

 

 日本人は欧米人よりも腸が長く、腸内フローラも穀物を上手に代謝できるようである。

 

 欧米人ほどグルテンフリーグルテンフリーと騒がなくてよいと思うが、原因不明の不調がある場合、マイルドグルテンフリーを挑戦することをすすめる。

 

 ビールもビタミン、ミネラル補給にはよい。

 

 適量にとどめるのがいい。

 

 (・・・好きな人はそれが難しいんだろうな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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