腸内フローラ バランスが大事

腸内フローラについて4 バランスが大事

 腸内フローラは腸壁につく細菌のお花畑である。

 

 お花畑にいろんな種類の花があるように、腸には色々な細菌が住んでいる。

 

 母親の胎内にいる赤ちゃんの時、腸は全くの無菌状態である。

 

 それが生まれて産道を通るときに母親の細菌に感染する。

 

 つまり腸内フローラは母親経由で子供に引き継がれるのである。

 

 (帝王切開だと母親とは違う細菌叢が出来るらしい。)

 

 話は変わるが、ピロリ菌も免疫力のない幼児期に母親から口経由で感染する。

 

 さらに脱線するが、細胞の中には核DNAの他にミトコンドリアDNAもある。

 

 子供の核DNAは父親と母親から半分ずつもらうが、どうやらミトコンドリアDNAは母親のみから受け継ぐようである(ミトコンドリアDNAを追いかけていくとアフリカの一人の女性に行き着くというミトコンドリア・イブ説なるものがある)。

 

 子供はいろいろと母親からもらうわけだ。

 

 ・・・どうりで女性にはかなわないわけだ。

 

 (ただ男性からだけしか遺伝しないy染色体もあり、それが男系天皇の話の根幹にもなっている。)

 

 数百種類以上の細菌があり、数として100兆個、重さとして1キロから1.5キロ程度。

 

 人の細胞が60兆個と言われているのでそれよりも多いが、大きさは人間の細胞のほうが大きい。

 

 それが主に小腸・大腸にいて共生しているのだ。

 

 食事で食べた栄養素がそのまま代謝されるのではなく、一部が腸内細菌に代謝され(食べたものの20%程度と言われている)、微量栄養素を出し、それを我々が吸収する。

 

 寄生ではなく、共生なのだ。

 

 人は一人で生きているようでも、100兆もの細菌の助けを得ていたのである。

 

 この細菌叢は便宜上善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3っに分けられるが、まだまだ研究中の分野であり、確たることは言えないのだ。

 

 例えば善玉菌の代表であるビフィズス菌もたくさんあればい健康にいというものでもないらしい。

 

 また悪玉菌も少しはなくてはならないらしい。

 

 (便宜上悪玉菌といっているが、本当に悪いものなら免疫によって排除されるはず。)

 

 要は日和見菌を含めたバランス。

 

 母親から引き継いだ腸の特徴は容易に変えられないが、バランスは努力によって変えられるのだ。

 

 腸のバランスは、例えばヨーグルトなどですぐ変わると言われている。

 

 早ければ数日から1週間程度。

 

 しかし腸の特徴を変えるのは、食事で10年単位が必要と言われている。

 

 太る特徴の腸内細菌を持つ人が、痩せ型の特徴を持つ腸内細菌になるとか・・・。

 

 (アメリカ発の最新の医療では健康な人のウンチの移植があるらしい)

 

 因みに、食物繊維豊富な野菜についてだが、食物繊維は分解できず、腸をきれいにするだけと言われてきた。

 

 実は食物繊維は腸内細菌の好物であり、摂ると彼らが活発になり、代謝した栄養素を宿主である我々が利用出来るようになる。

 

 (つまり実は腸内細菌の力である程度分解吸収していたのだ)

 

 その他、味噌、醤油、納豆、ぬか漬けヨーグルトなどの発酵食品。

 

 キムチなんかも、もちろんいいと思うが、表示を見るとちゃんとした発酵をさせていないものがある。

 

 人工調味料で味だけ。

 

 これは注意したい。

 

 蛇足だが、腸内フローラは母親から受け継ぐという意味で、家族性の遺伝といってもいいかもしれない。

 

 その後、幼児期の食生活、普段食べている食生活の環境が大いに関係してくる。

 

 夫婦、家族、兄弟など腸内フローラが似ているのはそのため。

 

 興味深いことに、地域の食文化のせいで地域性もあるらしい。

 

 十代後半でその人の腸内フローラが安定し、その後一般的に老人はじょじょに善玉菌が減って、ウェルシュ菌などの悪玉菌が増えてくる傾向にある。

 

 歳をとるほど、お腹の調子をケアする必要がある。

 

 また私のように盲腸を切った方は腸内フローラを気にする必要が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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