活性酸素について2

 活性酸素は老化や様々な病気の原因である。

 

 しかし害ばかりでない。

 

 体の中で白血球の作用の一部として用いられたり、酵素を作る際のシグナル、アポトーシスのシグナル、癌を防ぎ、少しの酸化で細胞を元気にする作用をも持っている。

 

 ここで開き直り、活性酸素を必要悪として受け入れていくしかない。

 

 活性酸素が体の中でシグナルとして働く以上、無くては困るもの。
 
 本来必要なものなのだ。

 

 (ヒドロキシルラジカルはあまりにも強力なので、不要と考えられている)

 

 まだまだ研究中の部分であり、活性酸素を取り除くサプリがあるが、生体内のバランスが崩れる可能性がある。

 

 つまりどんなに健康に留意しても、生きた証としての酸化、老化は受け入れていくしかないのである。

 

 活性酸素と共に、健康に生きてやがては死ぬことを受け入れなければならない。

 

 ここでどういう時に活性酸素が出るのかを考えると、活性酸素と共に生きながらもなるべく出さないように努力するのがいいと結論できる。

 

 ではどういうときに活性酸素が大量に発生するのか?

 

 血流の再潅流障害である。

 

 例えば、血流を抑えつつ短い時間の間に血栓を取り除いたり、手術をしたりすることがある。

 

 すると、今まで虚血していたところにドッと血流が流れることになる。

 

 普通はよかったと思うところなのだが、実は脳であれ心臓であれ、この時が一番障害が起こりやすいのだ。

 

 虚血で、無酸素に近い状況でミトコンドリアの電子伝達系に電子が貯留する。

 

 ミトコンドリアが高電圧になり、電子が漏れるようになる。

 

 そこに血液の再潅流で酸素が大量に供給されることになる。

 

 すると、酸素と漏れ出した電子とで大量の活性酸素が発生し、組織破壊が起こる。

 

 この血液の再潅流のメカニズムを理解した上で、どう生活に応用できるだろうか?

 

 中年以降、運動はクールダウンが大事。
 
 中年以降、運動するなら有酸素運動。

 

 運動自体は健康にいい。

 

 しかし激しい運動をした後、体が虚血状態になっている。
 
 休むと血流が再潅流、回復する。

 

 普通はいいと思うのだが、中年以降は活性酸素のスカベンジャー(無毒化酵素)が少なくなっている。

 

 また、ミトコンドリア自体の性能も加齢と共に落ちていて、若い頃よりも電子が漏れやすくなっている。

 

 それで活性酸素の発生をなるべく穏やかにするために、運動後ウォーキングなど、軽度の運動で入念にクールダウンする必要があるのだ。

 

 これは乳酸などの中間の代謝物を消化するのにも有効である。

 

 あるいは最初から、強度の運動はしない。

 

 するなら軽いジョギングか、ウォーキング。

 

 若い頃から継続して運動が趣味ならともかく、中年以降は健康を気にしだして急にスポーツを始めるとかえって体に悪いのだ。

 

 過度のストレス。

 

 過度のストレスで、体が緊張状態になると血流が虚血状態になる。

 

 何かの拍子で、血流が回復すると活性酸素が発生する。

 

 これがストレスを抱えすぎている人が老けて見える理由かもしれない。

 

 食べすぎ。

 

 食べすぎも、活性酸素を発生させている。

 

 代謝するとき、クエン酸回路で反応しミトコンドリアが働く。

 

 無駄な代謝をさせている、ということだ。

 

 使われないエネルギーは脂肪に変化する。

 

 メタボになると、ミトコンドリアの性能が悪くなり、さらに活性酸素が発生しやすい状況が生まれる。

 

 普段の生活で、気をつけたいことを書いてみた。

 

  ビタミンCの抗酸化物質としての可能性に賭けてみる。

 

 水素と違い、ビタミンCはある程度体にとどまることができる。

 

 数時間程度。

 

 常時体にオーバーフロウさせるためには一日に何回かに分けてメガドーズでとる。

 

 携帯でき、安価である。

 

 上記は利点である。

 

 弱点は、水素がヒロドキシルラジカルという一番の悪者を選択的に消去してくれるのに対し、ビタミンCはフリーラジカル全体に電子を与えて無毒化してしまう。

 

 つまり本来なら必要な活性酸素も無毒化してしまう可能性が指摘されているのだ。ビタミンCが活性酸素を無毒化することによりミトコンドリアのアポトーシス(壊れたミトコンドリアの自殺)をストップさせてしまう可能性がある。結果、不完全なミトコンドリアの延命になる。

 

 しかし理屈上であり、現実的にはビタミンCをメガドーズで服用している人は多く、副作用の報告はない。
 
 この点で、さらなる研究が待たれるところである。

 

 ちなみに私はビタミンCを長年愛飲しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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